2024.08.24
【 堺筋本町 】8月で就職者3名!就職までの取り組み!
ミライエ堺筋本町のスタッフです!
日が落ちる時間が早くなり、少しづつ秋が近づきつつある時期になってきましたが、皆さま体調はいかがでしょうか?
この度は堺筋本町事業所のブログをご覧いただき誠にありがとうございます!
本ブログは、この8月に堺筋本町事業所で3名の方が就職・内定を獲得できたので、その方々の取り組みについてまとめた記事です。
就職活動でお困りの方に少しでも役立つ情報を!と考えておりますので、最後までお付き合いいただけますと幸いでございます!
スモールステップで進めていくミライエの支援
今では少しづつ週一回の1時間からでも受け入れ可能な就労移行支援は増えていますが、ミライエはその支援体制を全国でも先駆け的に取り組みとして開始いたしました。
スモールステップで就職まで進めていくことで、
- ⚫︎ 安定した生活リズム
- ⚫︎ 自己理解
- ⚫︎ 障がい特性の理解
- ⚫︎ 就職希望先とのマッチング
の4点を支援者と一緒に検討・整理することでご利用されている方々が安定し、長期間に渡って仕事ができるサポートをしています。
そこで大きな課題となるのが、「生活リズム」と「自己理解」です。
最初から週5日来れる方であれば生活リズムは問題ないのですが、ミライエをご利用される方は長期間ひきこもりでブランクがある方も少なくありません。
そのため徐々に通所に慣れていくことも一つの支援として考え、取り組んでいます。
生活リズムの整え方
生活リズムの整え方は、大きく分けて2つの取り組みで少しづつ通所ができるように支援をしています。
- ⚫︎ 小日数の通所で環境に慣れる
- ⚫︎ 生活リズムの管理表をつける
この2つの取り組みには狙いがあり、それぞれ「成功体験を積むこと」と「しんどくなる状態を把握すること」「相談できるようになること」の3つの狙いがあります。
成功体験をつかむ
まず一つ目の狙いの「成功体験を積むこと」ですが、単に「通所する」ことではありません。通所と言ってもその道のりはとても過酷です。
通所を細分化してみていくと、目標の起床時間に起きるところからはじまり、時間内に身支度を整え、公共交通機関などでの移動は人混みに混ざって疲れるし…様々な過酷な環境を乗り越えはじめて達成できるものです。
現代人はこれを毎日のように繰り返していますが、しばらくブランクがあるとすぐにはできないもので、どこかのセクションでつまづいてしまうことも多くあります。
そのためミライエでは、通所の目標時間と何日通所するのか?を明確に設定し、スモールステップでもいいので自分なりの目標を設定します。
このことで、自分のできた!を増やすことができ、生活リズムが整ってくる実感を持ちながら、生活リズムを改善していきます。
堺筋本町の利用者様からも、なかなか通所に慣れない方で「行く前はしんどかったけど、来てみたら楽しかったし来てよかった」などといったお声をいただくことが多く、このような成功体験を少しづつ積んでいくことで、週1日が次の月には2日なり…と徐々に増やしていくことができます。
生活リズム管理表をつける
また成功体験ももちろん大事ですが、それを客観的に捉え第三者(支援者)からフィードバックする取り組みも合わせて行っています。
これが2つ目の狙いの「生活リズム管理表をつける」です。
通所に慣れることに必ず必要なことで皆さまが順調に通所数が増えていくといいのですが、人間誰しもうまくいかない時があります。
その際に、生活リズム管理表をつけることで、自分の体調がどのように変化し、何が原因でしんどくなりやすいのかを明確にしていきます。
自己理解とスキルアップ
自己理解・分析
ミライエでは講座での自己理解ももちろん進めていますが、基本的にはスタッフとマンツーマンでの自己理解・分析を進めていくことを基本方針としています。
そのポイントは自己理解の講座は全体に向けたものであって個人にフォーカスをあてた具体的な聞き取りや、状況把握が困難であることを踏まえ、より深掘りして自身を理解を進めるための個別ワークという形で支援を進めています。
また障がいや病状のことは、過去の辛かったご経験にも触れることにもなるケースがあり、アフターフォローのためにもスタッフと一緒に進める個別ワークを推奨しています。
実際にどのようなことをするのか?というと
- ⚫︎ エゴグラム
⚫︎ 就労パスポートの作成
⚫︎ 適職診断
⚫︎ 職業評価による適性検査
⚫︎ 特性のチェックシート作成と聞き取り
などなど多岐に渡ります。
利用者様それぞれにあった自己理解・分析をスタッフがご案内するため、取捨選択しながら自己理解を進めていくことができます。
また利用初期の段階でのヒアリングで概ね把握していますが、過去のご経験から得意なことや苦手なこと、これから身につけておくとより良くなることなど、再度精査していくことで日常訓練でどのようなスキルを身につけていくのか検討します。
資格などを取得
検討項目を元に就職活動をした時の方向性の検討、参加する講座の検討や、テキストの貸与などスキルアップの方向性も検討します。
スキルアップの到達点として「資格の取得」をひとつの目標とされる方も多く、事務系の資格であればOffice系の資格の代表格であるMOS(Micro Office Specialist)や簿記検定、英語の学習を進めている方であれば英検、不登校の方で学歴に不安がある方は高認試験の受験など利用者様それぞれが自分の自信につながるような資格を勉強されています。
ミライエでは自習される方は在宅利用されている方でも、自分のペースで勉強できるようにオンライン講座の導入もしているため、自習が難しい方でもスムーズに勉強に取り組んでいただける環境を整えております。
就職活動( 企業見学 & 実習 )
生活リズムも安定し自己理解やスキルアップも進んでいくと、就職活動の道が見えてきます。
スモールステップで培われた自信と、自己理解からくる希望就職先とのマッチングを踏まえて就職活動を進めていきますが、「就職はご縁!!!」であるためそうやすやすとは決まりません…
また就職の際に一番の不安点であるカルチャーマッチが大きな課題となるため、着実にステップアップできる企業見学と実習を踏まえた就職を推奨しています。
企業見学で職場の雰囲気を見てみて実際に自分もできそう!と思ったり、チャレンジしてみたい!と思える環境であれば、企業様にご協力いただき実際に実習をしてみることも選択肢のひとつだと考えています。
企業実習ではフィードバックをもらえる機会もあったりするため、現場業務でできていたことや逆にできなかったことなどの課題が見つかるケースもあります。
できたことは自身の強みとして今後の就職活動のアピール材料とし、課題となったところはミライエの中でどのようにすれば克服できるのか?を検討し訓練の中で解決策を模索することができます。
定着支援
定着支援とは文字通り、就職された方がその職場に定着し長く働き続けていただくための支援で、基本的には入社日から6か月間の支援を受けることが可能です。
定着支援については別の記事で詳しく書こうかと思いますが、定着支援の内容については
- ⚫︎ 毎月の面談で就業状況や困りごとなどの聞き取り
- ⚫︎ 職場上長などと連携しての支援の検討
- ⚫︎ 現場での様子確認
など状況に応じて支援を検討し対応を進めていきます。
また6か月たった後の支援について、利用者様や雇用主の企業様が希望する場合においては外的機関と連携し、もっと長期的な定着支援を受けられ、安心して働くことができるようにいたします。
障がいをお抱えの方の職場定着率は約6割とされていますが、ミライエでは87.5%と就労移行の中でも高水準の定着率を維持しています。
まとめ
今回は就職された方々が就職にいたるまでの支援のフローを、生活リズムの整え方から就職後の話までまとめてお送りいたしました。
就職まで大切なこと
- ⚫︎ 生活リズムを整える
- ⚫︎ 自己理解とスキルアップ
- ⚫︎ 自分の適性の理解とそれにあった職場への応募
- ⚫︎ 長く続けるための定着支援
それぞれみなさまの状況に応じて、自分がどのステップにあるのかを把握し、適切なステップアップをすることで自分にあった就職活動ができるのではないかと思います!
自分を客観視することや、状況を把握しにくい、相談しながら考えていきたい!という方は、ミライエは相談無料で就職のご相談も受け付けておりますので、いつでもお問い合わせください!
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