2021.10.20
【梅田】数字で見る職場定着について
こんにちは!
ミライエ梅田の内山です!
今回は、「障害者雇用の現状等」という厚生労働省の資料を元に「職場定着」について考えたいと思います。(資料のリンクを貼っております。)
全てをお話すると長くなってしまうので、気になるポイントをサクサクっと、簡単にお伝えいたします!!
(少し古いデータになりますが、推移から時代の流れがお分かりいただけるかと思います。)
●障がい者雇用の状況
こちらのグラフから読み取れるのは、障がい者雇用の数の推移です。
特に、ここ数年では精神障がいをお持ちの方の数字が一気に増えています。
法定雇用率も年々上がっていることや、障がい者への理解が進んでいることが要因と考えます。
同時に求人の数は増加しております。
要するに「障がい者雇用がしたい企業」が増えているのがわかります。
その中でも、やはり精神障がいをお持ちの方の新規求人申し込み者数の増加は圧倒的です。
要因としては、単なるメンタル不調と考えられていた症状が「障がい」として認められるようになった点や、精神障がいへの理解が進んだ点と考えられています。
●平均勤続年数
次に気になったのは、「障がい者の平均勤続年数の推移」になります。
精神障がいをお持ちの方の勤続年数が平成20年から下がっています。
詳細はわかりませんでしたが、現在は昔と比べ多様な働き方があり、定年まで一社でずっと努めあげる。という考えも無くなりつつあるかと思います。
そういった要因もあるのでしょうか?(※個人的見解です。)
●職場への定着について(本題)
そして、本題の職場への定着状況についてになります。
下の表は、障がいをお持ちの方が「ご自身の障がいを開示して働いた場合の定着状況」になります。
パッと見てわかるのは、「一般求人(非開示)」で働いた場合、退職までの期間が圧倒的に短くなっています。
特に最初の1か月目で辞められる方は知的障がいの方ですと、40%にまでのぼります。
ご自身の障がいや特性などを会社側に開示し、“理解していただいている状況” と “そうではない状況”では、「長く働けるか」には、これだけの差が出ることがわかります。
会社側に自分のことを理解していただいていることがいかに重要か一目瞭然ですね。
そして、この記事で一番お伝えしたかったのは下記になります!!
じゃん!
要するに「就職する前に、訓練を受けていたか」で、職場定着率がわかる表となっています。
こちらも一目瞭然です。
左の表にある就労前訓練は、ミライエのような「就労移行支援事業」や、その他には「就労継続A・B型」での訓練が主となります。
そして右の表にある就労支援機関との連携の有無については、就職後にも支援が付く制度で、同じくミライエでしている就職後の「定着支援」や「障害者就業・生活支援センター」での支援のことを指します。
(細かいものを含めると他にも多数ありますが、今回は割愛させていただきます。)
あ、っていうことは、就職前訓練と連携ってミライエで全てできるってことですよね、、、?
●まとめ
ということで、ここまでの内容をまとめると、
・障がい者雇用者数は右肩あがり
(特に精神障がい)
・平均勤続年数は精神障がい者の方が短め
・会社側に自身の障がいを開示している人としていない人の勤続期間の差は圧倒的
・就職前に訓練を受けているか受けていないかでも、勤続期間に差がある。
求人は増えているので、以前よりは様々な職種を見ることができますね。
しかし、職場に長く務めるということに関しては、まだまだ課題が沢山あるということが、この資料では見受けられました。
●ミライエでの支援
そんな中なぜ、ミライエでは職場定着率がとても高いのかを考えてみると、、、
① ミライエでの訓練を通し、就職前にご自身の強み弱みや、特性をしっかり理解することができる。
② それを理解した上で、自分にあった就職先を探すことができる。
③ いきなり面接ではなく、見学や実習を通し企業を見ることができ、ミスマッチを防ぐことができる。(会社側が許可した場合)
④ 面接時はスタッフが同行し、訓練を通して理解した自身の特性を会社側へ明確に開示することができる。
⑤ 就職後の定着支援により、会社側も巻き込んでフォローアップすることが可能。(障がい者雇用求人のみ)
という取り組みを行っているからです!!
いかがだったでしょうか。
障がいや精神疾患、何か診断をお持ちで就職活動でお困りの方は、ご紹介させていただいた内容を参考にしていただき、ミライエに是非ご相談下さい。
見学や体験はいつでもお受けしております♬
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