2021.11.23
【梅田】障がい者雇用の退職理由について
みなさんこんにちは!
11月とは思えない暖かさでしたが、今週から寒くなってきました。
皆さんくれぐれも気温の変化で体調を崩されないようになさってくださいね!
さて、今回は障がい者雇用における退職理由について考えてみたいと思います。
前回、梅田が更新させていただいた記事では「職場定着について数字で見る」にフォーカスを当てておりました。
今回は「理由」を考えて行きたいと思います。
こちらの表は退職した理由を表にしたものになります。
すぐに目に入るのは、一番上にある「職場の雰囲気・人間関係」になります。
身体障がい者・精神障がい者共にトップクラスとなっております。
職場の人間関係というのは、障がいをお持ち、お持ちでない関係なく課題かと思われます。
しかし障がいをお持ちの方の場合、「障害特性についての理解」や「特性に応じた職場環境」等も全てひっくるめて人間関係に繋がってくると考えられます。
例えば、「特性上どうしても難しい業務を任された」とし、その際に上司や同僚に相談したとしても「障害に対して理解」が無ければ要望は受け入れていただけないかもしれません。
そうなってしまった場合、人間関係は悪化していくと考えられます。
そうならないように、「自身の特性の理解」や、それらを的確にお伝えするための「コミュニケーション能力」が必要とされるかもしれません。
他に目立つ退職理由としては、精神障がいをお持ちの方のみですが、「疲れやすく体力意欲が続かなかった」とあります。
こちらについては、ミライエで利用されている方々も課題とし、訓練目標としている方が多いと感じています。
お仕事をされてない期間が長かった場合、「いきなり週5でフルタイム勤務!」というのは中々にハードです。
そのようにぶっつけ本番にならないようミライエでは通所ペースを調整しながら、徐々に体力作りをしていただく訓練も行っています。
(週1通所からスタートし、最終的には週5で通っていただく。)
ご自身の体力の限界を知るということは、「体調を崩してしまうラインを知る」ということになります。
できるだけ安定した体調を維持する為に知っておきたいですね。
退職理由は人それぞれですが、就職される前に「ご自身の特性」を理解したり、「どういう職場か理解する」ことの大切さをわかっていただけたのではないかと思います。
ミライエでは、事前にそうならないような訓練や取り組みを行っています。
良ければ一度、今までのお仕事で「退職した理由」を振り返ってみてはいかがでしょうか?
もしかすると、なにかステップアップできるヒントがあるかもしれませんね。