ご利用者様の声
定期的なフォローがある職場で、支え合って仕事をしています。
2024年2月14日(水曜日)
地域若者サポートステーションで就労移行支援を知りました。
ミライエに入る前は、どんな生活をされていましたか?
病院の管理栄養士になるという目標を立てて、まずは給食会社に入社して一人暮らしを始めました。
1つの施設に栄養士が1人という場所に配属され、1ヶ月は先輩がつきっきりで教えて下さったのですが、その後は先輩とシフト制で1人で任されることになりました。
その施設で原因は違えど同じミスを繰り返してしまい、その度に施設専属の栄養士さんに謝罪しに行っていました。
配置換えになり違う施設に移動したのですが、そこでも先輩から小さなミスを人前で大声で叱られたりするなど、精神的に追い詰められる日々が続きました。
ご自身の障害が発覚した時のエピソードを教えてください。
出勤するときに戸締り、火の元の確認、水道の確認を過多にチェックする日が続き、最長2時間チェックしたことがあります。
それが職場の戸締りのチェックまで及んできた頃、たまたま学生時代に受けたことがある「現代社会の心の病気」という講義を思い出し、強迫性障害の症状に似ていると自分で思い、近所の精神科に通院し始めました。そこで、強迫性障害の診断を受けました。
本当に就職できるのか不安な日々、担当のスタッフと話をしながら1つずつステップを踏んでいきました。
ミライエに通所するまでに悩んでいた事、不安だったことはありましたか?
障害者雇用の法律もありますが、本当に就職できるのか不安でした。また、就職にあたって後々正規職員で働けるか不安で仕方がなかったです。
ミライエではどのように過ごされていましたか?
ビジネス文書作成講座や、コミュニケーション講座、自己理解講座など、就職や社会人にとって必要な知識を得られるであろうと思った講義に参加させていただき、自習ではMOSの試験対策をしていました。
コミュニケーション力をつけたいと思い、できるだけ積極的にレクリエーションに参加していました。月1回の外出イベントに参加したり、その際にはしおり作りも経験させていただきました。
就職活動までどのようにステップアップしましたか?
担当のスタッフさんに話を聞いていただきながら、まずは履歴書の書き方や自分が向いていそうな職種選択から始まり、職業体験(そこで面接の練習にもなりました)、そして、ハローワークで職場探しとステップを踏んでいきました。
心のペースを大切に。上司が定期的に面談の機会を設けてくれています。
今はどのようなお仕事をされていますか?
事務兼庶務です。
主に綴りものや日誌、お客さまへのフォローのお手伝いや切手の枚数管理などを担当しています。
社内の雰囲気はいかがですか?
積極的に行動される方が多い職場で、皆で支え合って仕事をしようという雰囲気です。仕事上の意見の食い違いがあっても、皆で解決しています。
その人のレベルに合った仕事の配分を心がけてくださっており、困っていることがあったら積極的に手伝いに来てくださいます。活気にあふれた職場です。
以前は視線や声色、態度から人の顔色をうかがってしまう面がありました。アルバイト等の経験を通してそれは収まっていたと思ったのですが、仕事を始めてみると、実際には気になるときがありました。
出来ると思った仕事内容も過去の出来事がフラッシュバックし、しんどくなることもあり、何回も上司に面談の機会を設けて頂いて、対策や仕事内容の変更をしていただきました。
今でも私がいなくてもいいのではないかと思うことが何回もありますが、上司が定期的にフォローを入れてくださっているおかげで、仕事を続けることができ、大変感謝しております。
ミライエに通所するまでに悩んでいたことは解決できましたか?
就職は出来て良かったです。
正規職員として働けるのかという不安もありましたが、仕事をしていくうちに考え方が変化しており、今はあまり正規職員にこだわらず、私の心のペースに合わせて仕事が出来たら良いと考えています。